こんにちは、しかシカです。
このブログを書くにあたって、
Uターンないし地方移住を
希望している人たちのことを調べていると、
よくこんな意見を目にします。
「○歳までに移住したいから、
あと○年いまの職場で経験を積もう」
かくいう僕自身も、まさにそうでした。
30手前くらいから、
「35歳までに生まれ故郷に帰れたらいいな」
「それまで、いまの職場で営業のスキルを磨こう」
「営業ができれば地方でも、どんな会社でも通用するはずだ」
と、都会での企業経験を手土産に、
少しでも地元企業への転職が有利になるよう
漠然とキャリアパスを描いていました。
しかし、いまのご時世、
営業は所詮替えのきく業種だし、
選ばなければ自分を買ってくれる
会社はあるかもしれないけど、
望む収入を保証してくれるものでもない。
家業を継いだり
起業したりするなら別として、
地方企業へ転職して生活をつなぐ場合、
そもそもこうした「あと○年」という考えって
よほど将来の移住を見越したクレバーなキャリア形成に
成功しない限り、実を結ぶものではない。
（そこまで綿密に実現できる人はきっと少ない）
じゃあ、どんなスキルを身につけておくと
食いっぱぐれないのか。
求められる人材になれるのか。
それこそ、「情報発信力」であると
確信を持っていえます。
情報発信力とは、
いわば自分のメディアを通して、
人に価値を届ける力のこと。
今回は、この情報発信力をテーマに、
地方移住をゴールとした理想的なスキル形成について、
真剣に考えていきたいと思います。
会社基準のキャリア形成は、自分の望む通りになりにくい
「どこでも通用するような、
応用力のあるスキルを身につけたい」
キャリアを形成するうえで、
こう考える人は多いのではないでしょうか。
しかしそもそも、会社なり組織なりに所属して、
その職場の枠のなかだけで仕事をしていると、
応用力を磨くのは難しい。
イチ労働力である以上、
どうしても会社のなかの役割の
一部分でしかないし、
大きい会社であればあるほど、
仕事が細分化されるからその傾向は強くなる。
「本当はあの部署の仕事がしたいのにできない」
という歯がゆい思いを、僕も何度もしました。
職位が上がれば少しずつ
自分の裁量が大きくなるかもしれないけど、
だからといって自分の思い通りに
ステップを駆け上がれるものでもない。
また、これは僕自身の経験だけど、
スキルを磨くこと以上に
仕事を円滑に回すための社内調整、
悪くいえば「根回し」にばかり
時間を取られることも多々あります。
保守的な風土であればあるほど、
たとえ飛び抜けたスキルを
持っていたとしても、
人間関係がうまく構築できていないと
社内の人間は協力してくれない。
あげく、「それ本当にやる意味あるの？」と
ツッコんでくる、社内評論家みたいな人を納得させるために、
生産性のない理論武装をしなければならないことも。
「会社に利益を作るためにこの仕事を取ってきたのに、
なんでこんなことに時間を使わないといけないんだろう？」
と、何度も辟易させられました。
要は、会社基準でのキャリア形成をアテにして
「3年後、5年後」と期限を決めても、
自分が望むようなスキルアップを
果たせるとは限らない。
結果、決めたはずの期限が
ダラダラと伸びる場合もある。
また、都会で暮らしている人が地方に移る場合、
地方は就ける仕事の幅が小さいから、
必ずしも都会での企業経験が、
地方企業が求めるニーズに合うとは限らない。
これは、都会と地方の経済規模の
差からいって、必然のことといえます。
情報発信と出会って、価値観がガラリと変わった
僕自身、自分のキャリアに
なんの確信も持てないまま、
地方移住に踏み切るのは正直不安でした。
地元に戻ったところで、
自分の培ってきたものを生かせる仕事があるのか。
場所が変わった途端、
それがまったく求められない可能性も大いにある。
そんな漠然とした不安を抱えているなかで、
情報発信というものに出会いました。
「元OLがブログを始めて10ヶ月で100万？」
SNS経由で知った、あるネット起業家の
プロフィールにそう書かれていました。
ブログを使った広告収入の仕組みは
ある程度知っていたつもりだったので、
最初は「たまたまうまくいっただけだろう」
くらいに思っていたけど、
「マーケティングで人に価値提供する」という
ブログの理念を知り、どんどん興味がわく自分。
気づけば、その方のブログを
隅々まで読みあさっていた。
まるで僕の悩みを見透かしたかのように、
さまざまな解決策が示唆されていて。
ああ、そうか。俺はキャリアに不安を感じているんじゃなくて、お金を稼げなくなること、
生活ができなくなることが不安なんだ。
なんでこんな当たり前のことに気づかなかったんだろう。
稼いで生活のレベルを維持することが目的なのに、いつの間にか、地方でいかに有利な転職を
するかが目的になっていた。
自分の力で稼ぐスキルがあれば、たとえ給与が高くない会社に入ったとしても、収入源を
複層的に持っているために安心して暮らしていくことができる。
本質的に大切なのは、自分で稼ぐ力を身につけることだったんだ。
そして、その方が紹介する
ビジネス教材を購入し、
自分の人生を変えるために、
いまこうして情報発信について
勉強しているわけです。
メディアを作ることのできる人材は、絶対にニーズがある
SNSで知ったネット起業家が
紹介する商品を購入するまでの、
僕の感情の動き。
「認知」し、「ファン」になり、「商品」を買う。
商品を手にしたその先に、確かなベネフィットがある。
僕は「買わされた」なんてまったく思っていません。
高かったのは事実ですが、
十分ペイできるだけの価値があったし、
自分の人生を変えてくれたという意味で
感謝さえしています。
まさに、金脈を掘り当てた感じ。
これが、読んでも何の得にもならない
量産記事とは違う、
価値ある情報発信の威力です。
しかし、人々の好みが多様化したこの時代、
ものを売るために必須のスキルであるにもかかわらず、
多くの人が身につけていないのが現実。
情報発信をするということは、
自分のメディアを持つことです。
いわば、個人がテレビ局を持つことと同じ。
正しい情報発信ができる=
メディアを作ることができる人間は、
絶対に企業からニーズがある。
なぜなら、価値ある商品やサービスを
持っているのに、
売り方を知らない企業はいくらでもあるから。
テレビを例にすると、
ジャーナリストの池上彰さんの話って、
聞いていると引き込まれますよね。
難しい時事・社会問題を、
子どもでも理解できるように
噛み砕いて教えてくれる。
分かりやすいという安心と信頼があるから、
池上彰さんから情報を得たいという
欲求がどんどん生まれる。
価値のあるメディアに人は集まるわけです。
情報発信力は多くの人が身につけていない反面、
勉強をすれば誰でも習得できるスキルです。
そして、ブログならすぐに始められます。
実際、売上に伸び悩む飲食店や通販ショップが
情報発信の正しいやり方を身につけ、
売上を何倍にもしたという話をよく聞きます。
ブログを企業への自己アピール材料に
先述のように、情報発信力は
誰にでも身につけられるスキルだし、
収益化も、最初は時間がかかるけれど
数ヶ月～1年もあれば到達できる世界。
だから、移住先で仕事を探すとき、
地方企業へのアピールにブログを
利用すればいいと思うんですよね。
副業が許されているところなら、
収益額をオープンにしてもいい。
自分で収益ビジネスを作り上げたという
0→1達成の価値も評価される。
あるいは、自分の情報発信の経験を生かし、
「こういうメディアを作って会社の商品を売ろう」と
提案してみるとか。
それまでの目に見えにくいキャリアを
自己アピールの材料だと期待するより、
ブログという目に見える実績の方が、
よほど価値ある人材だと
訴求できると思います。
まとめ
ここまでの要点をまとめると、この通り。
- 会社基準でのキャリア形成=自分が望むスキルアップにはなりにくい
- 情報発信力は多様化の現代に必須のスキルであり、ニーズがある
誰でも習得できるスキルだから身につけるべき - 移住先の地方企業へのアピールに、自分のメディア=ブログを利用してみよう
重要だから最後にもう一度繰り返しますが、
情報発信力は必須スキルであり、
誰にでも身につけられるスキルです。
それに、経験を積んだ大人の方が、
発信のネタが豊富という点で有利でもある。
あと3年、あと5年会社で経験を、といわず
地方移住に向けてきっちり「1年」
情報発信について学んでみてはいかがでしょうか。
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