何の変哲もない町のインドカレー店の売上を上げるとしたら。

ナマステ、しかシカです。

正午も近づく時間に東京の街を歩いていると、
「ナントライスオカワリジユウデスヨ〜」と呼び込みをしている
インドカレー店の店員さんをよく見かけます。

少し古いデータですが、
日本のインドカレー店の数は2017年で2,100件以上。
その約10年前の2006年と比較すると、4.8倍に増えています。

東京には特にインドカレー店が密集し、
街によっては駅前に複数の店舗がしのぎを削っています。

にもかかわらず。

一部の有名店や戦略の上手なお店を除くと、
呼び込みの文句から配っているチラシの内容から
メニューから何から、似たようなものばかり。

要は、差別化ができていないお店が多いんですよね。

たとえ本当に味が良くても、一見さんにとっては
強く心を引かれるものがなく、
「この店にしよう」という決め手に欠ける。

カレー好きの僕としては、もったいないなと思うわけです。

まして町のインドカレー店はリーズナブルに過ぎるところが多く、
「ちゃんと儲けが出てるのかな〜」と
心配になるお店がしばしば。

飲食に限らず、収益を出す原則は、
「高単価のリピート客をいかに掴むか」にあります。

今回は、この原則をベースに、
町のインド料理店の売上を上げる方法を
勝手に、かつ自分なりに考えてみることにします。

町のインドカレー店の問題点

僕の経験上、差別化ができていないお店ほど、
冒頭で触れた「(ランチは)ナンとライスお代わり自由」
というお決まりのパターンに頼っている印象です。

コスパの良さをウリにするのは良いけれど、
ランチなんかただでさえ安いのに、無料を謳って
わざわざコストを圧迫するのが正解でしょうか?

お金をかけずに・たくさん食べたいという
お得志向な人だけが集まり、
決して単価アップにはつながらないと思います。

そういうのは、マスメリットが得られる
チェーン店だけが取れる戦略。
次第に体力疲弊に陥るのが目に見えています。

実際、インドカレー店は
出店数が多い反面、閉店するお店の数も多いようです。

コンテンツとしてのインドカレー

インドカレーの魅力は、
やはり多種多様なスパイスを使っていること。

スパイスの魅惑的な香りをかぐと、
思わず食欲をそそられますよね。

そしてもう1つ。スパイスには薬効というものがあります。

たとえば、クミンというスパイスは脂肪の燃焼を、
日本人にも馴染み深い黒コショウは
代謝の促進をサポートするといわれています。

さらに、ターメリック(ウコン)は抗酸化作用、
シナモンは毛細血管の老化防止が期待できるとも。

いまでは結構知られていることですが、
インドカレーは、体に良い。

たとえば・・・

一般メニューのほかに

  • 体重を気にする男性客向けの「ダイエットカレーセット」
  • 美容を意識する女性客向けの「アンチエイジングカレーセット」
  • あるいは、疲れがたまる30~40代に向けた「体が軽くなるカレーセット」

といったスパイスのパワーを訴求する
特別セットを高単価で提供する。

さらに、リラックス効果が望めるスパイスやハーブを使った
特製チャイ(インドのミルクティー)

オプションとして用意し、付加価値を上げるのもいいですね。

しかもこれらって、
材料そのものはありものでまかなえるから、
大幅にメニューを作り込まなくても少しの工夫でできる。

どちらかというと、
「誰に」「どんなメリットを提供するか」を
意識した見せ方の変化です。

集客と教育で価値を与える

町場の飲食店は、いかに近隣に住む人・働く人を
取り込むかが大事なので、
呼び込みとチラシをまくという行為そのものは間違っていないと思います。

ただし、インドカレー店のチラシの多くは、
メニュー写真がすべて同じ大きさで並んでいて
何がウリなのかわかりにくい。焦点が絞れていない。

前述のような「体の良さ」を訴求するなら、
特別メニューの写真に配分を割いて大きく見せるのはもちろん、
さらにその体験で得られる未来を語るべきです。

「実際にカレーを食べて痩せた人の比較写真」
などがあればベターですが、たとえば

  • ここのカレーをしょっちゅう食べていたら、朝の目覚めがよくなった気がします
  • このお店でお昼を食べると、午後リラックスできて仕事に集中できる

など、お客様の声などを載せてもいいと思います。

同様の内容を、実際に来店されたお客様へ向けて
メニューでも語ります。

ちなみに、僕の知人のインド料理店オーナーは以前、
ダルカレーというヘルシーな豆のカレーを毎日食べてスリム体型になり、
自らの実践体験をお客様へセールストークしていました。

体に良いという「価値」が伝われば、
続けて利用して効果を確かめたくなるもの。
リピート客の獲得も望めますね。

また、これが成功して口コミが広がればさらに来客数が増えますし
顧客層をデータとして残していけば、
より精度の高いメニュー開発にも生かせると多います。

以上、もし僕が町のインド料理店の売上を上げるならどうするか、
というテーマで書いてみました。

お読みいただき、ありがとうございました。

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